受験生のみなさんへ
社会学教室についてよく寄せられる質問とその回答です。
ぜひ、参考にしてください。
【FAQ(よくある質問とその回答)】
Q1.社会学とはどんな学問ですか?
A1.社会という「言葉」自体は欧米には昔からあります。でも皆さんが「自分は社会に生きている」と言う時の社会の「概念」は19世紀半ばからのものです。中身は「人々が集まった時に生まれる不可解な何か」です。社会学はその不可解な何かを研究します。大学以前に習った社会科とは違い、国や国際社会の仕組みを理解するだけに留まりません。皆さんは「日本がある」と思っていますが、建物や人の集まりは目に見えても「日本」は目に見えない。でも存在する。どういうことなのか。「東京都立大学がある」も同じです。それどころか最近のLGBTからも分かるように「性別」も目に見えない。でも存在する。「日本」「大学」「性別」をいろいろ置き換えられます。「都市」「地域」「文化」「宗教」…。置き換えたもの毎に「見えないもの」を前提とした現実の営みがあり、それらを研究する社会学が成り立ちます。だから社会学にもいろんな分野があるのです。
Q2.東京都立大学の社会学は、他大の社会学と比べて、どんな特徴がありますか?
A2.まず、東京都が設置した大学ということで、都市研究に取り組むという開学の精神の下に、都市社会学を専門とする教員が複数存在し、重点的に学ぶことができます。また、実践的、実証的な研究が重視されているため、社会調査の方法を学ぶことができると同時に、社会学理論についても、現実との関係でより実践的に学ぶことができるところに特徴があります。そのような特長をもつようになった社会学研究室のこれまでの歩みについては、下記をご参照ください(「沿革と特色」)。
Q3.入学してから2年生の専門課程に進むさい、必ず希望通りに社会学教室に進学できますか?
A3.2年次の進学では、各教室への進路希望調査が行われます。定員をオーバーする場合、1年次の終わりに分野選抜試験を行っていますので、その試験に通る必要があります。詳しくは1年次に配布される「履修の手引き」で説明されます。
Q4.社会学ではどんな授業科目がありますか?卒業論文は必修ですか?
A4.授業科目については、人文社会学部履修モデルおよびシラバスをご覧ください。
また、卒業論文は必修です。過去の卒業論文のテーマについては、2024年度東京都立大学人文社会学部パンフレット(6頁)をご覧ください。
Q5.どんな資格が取れますか?
A5.くわしくは2024年度東京都立大学人文社会学部パンフレット(6頁)をご覧ください。
Q6.卒業後の進路はどのようになっていますか?
A6.くわしくは2024年度東京都立大学人文社会学部パンフレット(6頁)をご覧ください。
Q7.社会学教室で公務員試験対策は行っていますか?
A7.行っておりません。
Q8.社会学教室で教員免許は取得できますか?
A8.社会学教室の科目は教職課程の科目になっていないので、社会学教室の科目だけで教員免許を取ることはできません。しかし、教職課程科目を提供している他教室の科目の単位を取得することで、教員免許取得に必要な要件を満たすことはできます。この場合、社会学教室の卒業要件を満たし、かつ、他教室の教職課程科目を取ることになります。
また、社会学の全般的なことについては、高校生へ向けた日本社会学会の「社会学への誘い:高校生・進路を考えている皆さんへ」のページもご覧ください。
東京都立大学の研究や教育に関する情報提供については、「高大連携室」のページもご覧ください。