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▽TMUNER
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担当講義
学部:社会学A、社会学B、社会調査法、社会調査法II、社会調査法特殊講義、社会調査法演習、社会学特論演習。
大学院:社会学特論演習I、社会学特講演習I
最終学歴と学位
一橋大学大学院社会学研究科社会問題・社会政策専攻博士課程単位修得退学
博士(社会学)
研究内容
外国人労働者を通して、日本社会を考えています。そのため、研究対象は半分が日本国内で、半分が海外です。ただ、日本国内での研究と海外での研究はリンクしており、海外での研究は日本に働きにきて帰国した外国人移民(学問的には帰還移民と言いますが)がどのように日本就労の成果を利用して生活をしているのかを研究しています。
主要業績(あるいは最近の業績)
・ 著書
Tanno, Kiyoto, 2024, Foreigners’ Rights in Japan, Trans Pacific Press.
『「外国人の人権」の社会学 増補普及版』2023、吉田書店。
『国籍の境界を考える 増補版』2020、吉田書店。
『国籍の境界を考える』2013、吉田書店。
『越境する雇用システムと外国人労働者』2007、東京大学出版会。
『国籍の境界を考える―日本人、日系人、在日を隔てる法と社会の壁』2013,吉田書店.
Tanno, Kiyoto, Migrant Workers in Contemporary Japan: An Institutional Perspective on Transnational
Employment, 2013, Victoria: Trans Pacific Press.
・ 共著
『顔の見えない定住化』2005、名古屋大学出版会(梶田孝道、樋口直人と共著)
『国際化する日本社会』2002、東京大学出版会(梶田孝道編)。
『国際化とアイデンティティ』2001、ミネルヴァ書房(梶田孝道編)。
『多文化社会の選択:「シティズンシップ」の視点から』2001、日本経済評論社(NIRAシティズンシップ研究会編)。
・ 共編著
『岩波講座社会学 第3巻 宗教・エスニシティ』2023、岩波書店(岸正彦・稲場圭信・丹野清人編)。『民主主義・平和・地球政治』2010、日本経済評論社(加藤哲郎・丹野清人編)
・ 学術論文 (単著論文のみ)
「日系人から考える日本の労働問題」『全大協時報』2015, 38(6): 42-52.
”Contemporary Japanese Immigration Policy under An Aging Society: Missionaries in The Medieval Times to Modern-day Foreign Laborers–Are There Any Changes?”, 2014, Keynote speech paper at Simposio” Retos y Esperanzas de Japon en el Siglo XXI, a 400 Anos de la Mision Hasekura” in XIII Congreso Nacional Asia y Africa: Incertidumebres, rotos y grandes esperanzas en el siglo XXI: 1-16.
「調査結果の概要及び考察」浜松市企画調整部国際課『浜松市における日本人市民及び外国人市民の意識実態調査 報告書』2014,浜松市企画調整部国際課,6-10.
「景気循環と外国人労働者」『都市問題』2014,105(5) : 69-78.
「日系人離職者に対する帰国支援事業の評価」外国人人権法連絡会編 2013,『日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書』外国人人権法連絡会.
「半失業状態のデカセギ帰国者――帰国したデカセギ家族を訪ねて」2013,『Migrants Network』165: 18-19.
「日系人の受入れからみえてくる日本国籍の境界――『最初の日本人』に連なる意味を考える」『社会人類学年報』Vol.37, 2011。
「グローバル化時代の働き方を考える――ジェットコースター賃金といきづらさの構造」西澤晃彦編『労働再審 第4巻――周縁労働力の移動と編成』大月書店, 2011。
「産業からみる多文化共生」米勢治子・ハヤシザキカズヒコ・松岡真理恵編『公開講座 多文化共生論』ひつじ書房、2010
「動揺する国民国家を受け止める」、加藤哲郎・小野一・田中ひかる・堀江孝司編『国民国家の境界』日本経済評論社,2010
“The Economic Crisis and Foreign Workers in Japan: Why Does Japan Treat Migrant Workers as Second Class Citizens?”, Japan Labor Review, Vol.7 No.3, 2010.
「外国人労働者問題の根源はどこにあるのか」『日本労働研究雑誌』No.587(2009年6月号)
「「部品」扱いされる外国人ハケン労働者」、『リプレーザ』No.6, 2009。
「都市の外国人と政策課題」、中牧弘充・佐々木雅幸・総合研究開発機構編『価値を創る都市へ:文化戦略と創造都市』NTT出版, 2008。
「総合デカセギ業が包み込む日本のブラジル人労働市場」、『都市問題』Vol.100 No.3, 2007。
「在留特別許可の法社会学:日本で暮らす外国人の法的基礎」2007、『大原社会問題研究所雑誌』No.582。
「総合デカセギ業の誕生:日系旅行社の変容とブラジル日系コミュニティの資本蓄積」2006、『大原社会問題研究所雑誌』No.573。
「自動車産業一次下請けにおける非正規雇用の変化」2006『寄せ場』No.19。
「グローバリゼーション・労働市場改革・出入国管理」2005、『NIRA政策研究』Vol.18 No.12。
「なぜ社会統合への意志が必要か」2005、『NIRA政策研究』Vol.18 No.5。
「グローバリゼーションと労働市場改革」2004、『季刊 ピープルズ・プラン』No.28。
「契約の時代と日系人労働者:外国人労働と周辺部労働市場の再編」2003、『労働社会学年報』No.14。
「ブローカーの社会学:『ピンポイント移住』と地域労働市場」2003、『現代思想』Vol.31 No.6。
「グローバリゼーション下の産業再編と地域労働市場:自動車産業にみる周辺部労働間競争」2002、『大原社会問題研究所雑誌』No.528。
「日本人に置き換えられる外国人労働力-外国人労働者、女性、そして高齢者による周辺部労働力間競争(下)」2002、『労働法律旬報』No.1536。
「日本人に置き換えられる外国人労働力-外国人労働者、女性、そして高齢者による周辺部労働力間競争(上)」2002、『労働法律旬報』No.1534。
“Who Govern the Ethnic Migrant Labor Market in Japan? : Pakistani and Iranian Labor Turnover Before and After 1990”,2002, Hase, Yasuro, Miyake, Hiroyuki, Oshikawa, Fumiko (eds), South Asian Migrant in Comparative Perspective: Movement, Settlement and Diaspora, JCAS Symposium Series 13, The Japan Center for Area Studies (JCAS), Osaka: National Museum of Ethnology,
「日系人労働者の雇用と都市間移住」2000、『都市問題』Vol.91 No.9。
「日系人労働市場のミクロ分析:日系人雇用と地域コミュニティ」2000、『大原社会問題研究所雑誌』No.499。
「在日ブラジル人の労働市場:業務請負業と日系ブラジル人労働者」1999、『大原社会問題研究所雑誌』No.487。
「外国人労働者の法的地位と労働市場の構造化:日本における西・南アジア系就労者と日系ブラジル人就労者の実証研究に基づく比較分析」1999『国際学論集』No.43。
「創り出される労働市場:非合法就労者の移動のメカニズム」1998、『大原社会問題研究所雑誌』No.478。
主たる兼務歴
工学院大学、東洋大学社会学部、一橋大学社会学部、一橋大学大学院社会学研究科、立教大学社会学部、立教大学大学院社会学研究科、愛知県立大学外国語学部、総合研究開発機構公共政策セミナー。
社会活動・社会貢献等
特定非営利活動法人 女性の家サーラー理事・運営委員(1999~現在)
かわさき市ふれあい館 執行委員 (2015~現在)
公益財団法人・海外日系人協会 評議員(2020〜現在)
浜松市市民共生審議会 座長(2021〜現在)
浜松市多文化共生推進協議会 委員 (2021〜現在)
浜松市地域日本語教育推進協議会 委員(2018〜現在)
浜松市教育委員会「学校に着ていける服」あり方検討委員会 委員(2023〜現在)
川崎市子ども子育て会議 委員(2021〜現在)
川崎市地域日本語推進協議会 委員(2023〜現在)
東京都人権プラザ評価委員会 委員(2020〜現在)
東京都立大学生協 理事長(2015〜現在)
メッセージ
勉強するのは大変です。いいことがあるわけでもありません。それでも知りたいことがあるならば、とことん社会に分け入って社会を見て考えて下さい。社会はえげつないし、優しくありません。厳しいの一言です。その厳しい社会の中で、縁もゆかりもない我々に、自身の経験を語ってくれる人に出会ったならば、感謝しなくてはなりません。フィールドには常に感謝と、尊敬を。